梯子乗りとは

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梯子乗りについて

江戸の伝統

お正月の消防の出初式などで、高い梯子の上で曲芸のように、様々な技を披露する。

そんな姿を一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?

なぜ?消防と梯子なんだろう?…そう思った方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

何を隠そう、梯子乗りとは我々、町鳶の職人が担う伝統芸なのです

鳶と梯子

江戸時代、住宅がひしめく江戸の町。建物はすべて木造ですから、火災は日常茶飯事でした。
「火事と喧嘩は江戸の花」などと言われる江戸の火事。
これらの消化活動に従事していたのが、我々ルーツである鳶の先人たちでした。

そんな消化活動において活躍したのが、梯子だったのです。

時代に引き継ぐ技として

梯子をかけ、家から家へ華麗に飛び回り、てきぱきと消火活動にいそしむ鳶職人。
彼らの梯子使いの技が、数百年をかけて伝統芸能にまで昇華されたのが、「梯子乗り」というわけなんです。

今では、鳶職人の勇敢さや、技術の高さを示すものとして地域のお祭りなどでも、披露されることがあります。

梯子乗りを見かけたら、江戸の時代か続く鳶職人の心意気に思いを馳せてみてください。

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